快適な産後生活をプランニングします

今日は、「産後プランニング(打ち合わせ)」について少し書きたいと思います。

妊娠中の方は産後の生活を具体的にイメージできるように。産後の方は今必要なサポートを。お母さんと赤ちゃん、そしてご家族にとってよりよい生活を送るために、ご利用者さまの状況に合わせたプランを一緒に考えていきます。

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産後の生活って、妊娠中もしくはそれ以前の生活と具体的に何が違うんでしょうか?

特に初産の場合はまだイメージしにくいですし、二人目を出産する場合も「赤ちゃんと上のお子さんのお世話が同時進行」になるため、一人目の産後とは全く違う状況が発生します。

ドゥーラで多くのご家庭を訪問サポートしている経験から、お子さんが二人になったらお世話の量も2倍というよりは、2.5〜3倍くらいの体感と思っているとちょうど良い感じがします。

初産の方、二人目以降の出産で上のお子さんは幼稚園または保育園に行っている、赤ちゃんが多胎児、ご実家やご家族のサポートがある場合、産後に身内のサポートが望めない場合、など人によって状況は様々ですが、

ドゥーラと一緒に産後の生活プランを考えていく時のみなさんに共通したメインテーマは、

「ママを心身ともにストレスフリーに。出産後の1〜2カ月は、赤ちゃんのお世話以外は横になって休める状況を作ろう」です。

出産後(特に6週間~8週間くらいまで)は、妊娠・出産による身体の変化(産後は特に骨盤が不安定になる等)だけでなく、ホルモンバランスも急激に変化するため、精神的にも不安定になりがちです。加えて、昼夜関係なしの2~3時間おきの授乳など、産前とは日常生活もがらっと変わりますので、赤ちゃんのお世話以外は横になって休むことが必要です。

その間、立ち仕事・水仕事・腰に負担のかかる作業や姿勢・その他ストレスになる要素は避けた方が母体が順調に回復します。

そのためには産後2カ月間程度、主に次の①〜③のことをどういうスケジュールで、誰にやってもらうか」を妊娠中にプランニングして先を見通せる状態にすると安心できるのでおすすめです。

①家事(炊事・洗濯・掃除・食品の買い物)

②赤ちゃんお世話(沐浴など)

③上のお子さんお世話(幼稚園や保育園送迎・入浴介助・食事介助・遊ぶ・寝かしつけなど)

ご実家のお母様がお手伝いに来てくださる場合も、これらを数週間に渡って全てお願いすると確実にお母様が疲れます。

ご主人やご実家の助け・行政サポート・産後ドゥーラなどの民間サービス・幼稚園や保育園の延長保育などを総動員して、関わる方たちにとってもなるべく無理の無いように、それぞれのご家庭の状況に合わせた2カ月分のサポートスケジュールをカレンダーに書き込み、別紙に午前と午後それぞれの動きも書いて完成です。

忙しい日々の中、ふとした時に頭に浮かぶ産前産後の準備やスケジュール。一人で抱えているとあれもこれもやらなくちゃと思う間にどんどん忘れていって不安だけが大きくなることも。

ご希望の方は産後ドゥーラが一緒に快適な産後生活をプランニングいたします。ご家族の方の同席も歓迎です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

2016-05-20 | Posted in 2. ドゥーラ日記No Comments » 

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