最高に楽しい味噌作り教室
名古屋から車で1時間。愛知県豊田市にある足助の山里へ味噌作りに行ってきました。
「寒いので、なるべく暖かくして来てくださいね」との先生のメッセージ通りに、冷えとり靴下4枚、ボトムス3枚、ダウンジャケットの下にトップス2枚を着込み、マフラーを巻いて準備は万端!
足助は朝の気温が-2℃!車一台通るのがやっとの細い山道を登って、たどり着いたのは、自然がいっぱい!村の住人8世帯の山間のお宅。もうこのロケーションですでに気分はワクワクです。
早速、外で焚き火を焚きながらの味噌作りが始まりました。
味噌作りの先生は家主の河合さん。
ご自宅や三洲足助屋敷でのみそ作り教室、足助の郷土料理を広める活動や、山で捕獲される猪や鹿の肉を加工販売する猪鹿工房 山恵株式会社の経営もされている、弁舌さわやかでお料理上手なカッコイイ山男です。
河合さんが前日から釜で炊いてくださったホクホクの大豆14キロ!このままでも甘くて十分美味しい!
豪快に杵と臼でペースト状にすり潰します。
苔のついた石ころみたいな「豆麹」。通常では入手困難な貴重品。
豆麹のすり潰しは力がいるなぁ。。。
豆麹と塩麹を混ぜて。(自宅での味噌作りは米麹のみでOKです)
混ざった麹の中に塩を入れます。沖縄の「青い海」という美味しいお塩!
最初に作った大豆ペーストに麹と塩を入れ、みんなで根気よくかき混ぜます。
よく混ぜて耳たぶくらいの固さにまとまったら、丸めて壺の中へ「パーン!」と投げ入れます。空気を抜くことが大事。隙間なくキレイに敷き詰めます。
隙間なく味噌を敷き詰めたら、振り塩をしてラップをかけ、その上に重石をして、直射日光が当たらない風通しの良い場所に半年から一年ほど寝かせます。一年後が楽しみ!
昨年仕込んだ味噌を一樽開けてくださいました!
壁に貼ってあったメモ↓ さすが、仕込む量が違います。
味噌作りの後は、足助町の郷土料理が満載!
河合さんと村の方手作りのお昼ご飯をいただきました。
山のごちそう、五平餅。鯖とクルミとゴマ入りの赤味噌だれをつけていただきます。炭火焼きで香ばしくって美味しい〜!
ここからは足助の山のジビエオンパレードです。どれも新鮮で柔らかくて美味しい!!自然の中で育った猪や鹿の肉は、運動量や食べ物など生息状況によって、体格、肉の質が全く違うので、同じ肉には二度と出会えない一期一会。裁くのにもとても技術がいるそうです。 自然の中で育ったお肉は、たくさん食べても全然胃が重くなりませんでした。
じゃじゃーん!猪肉登場!!!
猪肉と畑で採れたお野菜たっぷりの味噌汁。豪快に大きな鉄鍋でグツグツ。
こちらは鹿肉バーベキュー
鹿肉の山椒煮
猪肉のカレー
箸休めに菊芋の味噌漬け。ポリポリとした食感が美味しい〜!
足助の山茶(やまちゃ)。庭にある山茶の木の枝と葉っぱをそのまま焚き火で炙って煮出す。のだそう。甘みのある優しい味わい。昔の農家の方はこうやって気軽に自宅でお茶を育てて飲んでいたんですね。贅沢だなぁー。
ふーっ。さすがにもうおなかがいっぱい!!!
食事を作ってくださった方に感謝!山の恵みに感謝!ありがとうございます!ごちそうさまでした!
気持ちのいい自然の中、素敵な人たちとの味噌作り、美味しい山の恵みを堪能した楽しい一日でした。
河合さん、村のみなさん、今回の会を企画してくださった養生キッチンふうどの松橋先生、ありがとうございました。
村のシンボル、大きなサワラの木。