風邪知らずの、春待ち養生スープ

月に一度のお楽しみ。養生ごはん教室に行ってきました!

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いて風邪やインフルエンザも流行する時節。

季節の変わり目に弱りやすい「脾」をいたわり、免疫力を高め、疲れた時にも食べやすいという養生スープを習いました。温かく滋味深いスープは一口飲むと身体も気持ちもポッカポカ。シアワセな気分になります。それ以外のメニューも全部美味しかった!ぜひ自宅で再現してみたいなぁ。

【メニュー】

◎海老とにんじんのピリ辛ビスク(フレンチ風のコク深いスープ)

◎カリフラワーの酒粕スープ(ミルキーでホッとする味)

◎春菊の即席ナムル(生だと春菊独特のクセもなく、バリバリと食べれます!)

◎米粉のチャパティ(米粉とじゃがいもで作る食べ応えのあるチャパティ)

◎きびとりんごの甘味(きびがモチモチ、りんごの甘味で満足感大!)

◎なつめ茶(なつめの甘味と生姜のおいしいお茶)

◎大豆茶(炒った大豆のやさしい味のお茶)

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脾をいたわる食材のカリフラワーのスライス(生で!)に免疫力を高める発酵食品(醤油麹)をかけていただきました。意外なおいしさ!

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なつめ茶。ほんのり甘く、生姜が効いています。

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◎今回の教室で学んだ、健康と薬膳の知識メモ◎

【季節の変わり目(冬〜春)の風邪対策のポイント】

①「脾」をいたわる/気力をつける食材をとる:「脾」とは、消化器全般の機能のこと。季節の変わり目は脾が疲れやすい時節。脾が弱くなると、食べ物の栄養を十分に吸収できなくなり「気」も不足しがちになるそう。脾を健やかにして気を補う食材をとる。

<おすすめ食材> じゃがいも、長芋、カリフラワー、キャベツ、にんじん、米、雑穀、なつめ、鶏肉、海老など。

②免疫力を高める食材をとる(発酵食品など):忙しさやストレスが溜まってくると自律神経のバランスが崩れ、免疫力が落ちることで風邪をひきやすくなると言われています。日頃から免疫力を高める食材をとり、風邪をひきにくい体づくりを。

<おすすめ食材> きのこ類、味噌、酒粕、甘酒、米ぬかなど(発酵食品全般◎)

③身体を冷やさない:身体が冷えたり体温が下がると、身体のめぐりが悪くなり、免疫力が低下するそう。身体の内側からあたためる食材をとる。

<おすすめ食材> にんにく、生姜、ニラ、長ネギ、山椒、唐辛子、シナモン、フェンネル、胡椒など。

④風邪かなと思ったら、食べずに小食にする:食べ物を消化するのには、たくさんのエネルギーが必要。風邪の初期症状を感じた時には、食べる量を減らし、エネルギーを「消化」ではなく、身体の「メンテナンス」に使えるようにすると、回復が早くなるそう。指先をちょっと切ってしまったなどのちょっとした怪我の時も小食にすると治りが良くなるそう!

 

2016-02-16 | Posted in 5. 料理教室通いNo Comments » 

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